宝暦三年次木村絵図

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概要

これは江戸時代の洪水被害を加納藩に報告した絵図と思われます。絵図の年代が興味をそそります。宝暦3年です。美濃三川(揖斐川,長良川、木曽川)で大洪水が起こり、幕府は薩摩藩に河川修復普請を命じます。まさにこの時期の絵図です。莫大な費用の用立てと難工事で犠牲者が多くでます。工事完了後、陣頭指揮を執った薩摩藩家老平田靱負は宝暦5年5月、切腹して責任を取りました。歴史上有名な宝暦治水事件に関連する絵図です。この様な下地(洪水被害絵図、検地絵図)が、明治の地租改正絵図へと引き継がれるのでしょうか。