越後国東頸城郡中尾村古図
概要
豪雪地帯山間部の地籍図です。作成時期は大区小区,戸長、地租改正掛の表示から明治6~8年頃と推定します。特徴は凡例に出ています。田畑屋敷が白、公有地がピンク、山地が黄色で示され、大まかに図面を見て全体がそれぞれ1/3で占められているようです。田畑屋敷がひとくくりにする凡例は初めて見ました。又、耕地図を見ると、黄色で示す畦畔が耕作地より大きく面積を占めています。高低差があるのり面と想像できます。図面の紙質は透き通るほど薄い紙ですが、丈夫で、簡単に破れそうにありません。驚きました。